【続報】認知症の薬 バイオジェン社「アデュカヌマブ」
先日、本ブログで紹介していたバイオジェン社の認知症薬について、日経新聞に掲載されていましたので続報として紹介致します。
(画像 public domain 薬 | GATAG|フリーイラスト素材集)
日経新聞社の記事で得られた情報として
・この薬は認知症による認知機能低下を抑制できる
・2020年代の始めには実用化を目指している(2020年から2023年頃か?)
・最終段階の臨床試験には、日本も含め国際共同試験として進行中
・最終段階の臨床試験は2020年秋を目指している
・本治療薬である「アデュカヌマブ」は、厚生労働省から優先審査対象になっている
治療薬「アデュカヌマブ」の仕組み
バイオジェン社のマイク・エーラーズ上級副社長によると
以下日経新聞社の記事より引用
抗体医薬の一種で、病気の原因とされるたんぱく質アミロイドβに結合し、その量を減らす。エーラーズ上級副社長は「脳内に凝集し、毒性を持ったアミロイドβだけに結合して取り除く」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG19H3B_R20C17A5TJM000/
多くの製薬メーカーがこの原因物質であるアミロイドβを取り除くため、チャレンジをされていましたが、この原因物質だけを取り除くことは難易度が高く難航していました。
多くの製薬メーカーが不本意ながら挫折されている中、残っていた数少ない企業の内の一社で特に有力視されていたバイオジェン社。この会社の取り組みに望みを託すような気持でいました。
この続報は少し希望が持てるのではないでしょうか
以前、本ブログで紹介していた記事は