捜索で必要になった物・事
突然行方不明(徘徊)になり、動揺している間でも当人は、どんどん先に進んでしまいます。
なるべく心を落ち着かせ捜索活動を進めてください。その上で協力を仰ぐにせよ必要な物・事がございます。私たちが捜索に際し必要だったこと、活用したこと、有ったらよかった物・事も列挙致しました。参考になりましたら幸いです。
実際は、電話で身近な方から協力頂き捜索活動を行いながら同時並行で準備することに成ります。
ご協力先については、先に記載致しましたこちら(もし大切な家族が行方不明になったら)を参照下さい。
A 準備する物・事(行方不明と判明・判断した直後)
警察へ捜索願を出す際にも必要になり、状況を整理し纏める意味においてもこの項に先ずは着手して下さい。
1. 写真
顔と、出来たら身体全体が写った出来るだけ直近の写真(カメラ内のデータ等)
2. ノート・メモ
行方不明時の状況を記述した手書メモか出来ればノート
(記述内容)
・行方不明の日時(外出した時刻と帰宅予定だった時刻)
・当初の行先
・身体的特徴(身長・体重・体形)
・年齢
・上下服装(色・柄)※冬等ではアウターの下に着ていた物も
・靴(色、タイプ)
・持ち物(メガネ・バッグ・腕時計、免許証等)
・持出金銭の有無等
私は上記ノートの他に情報を集約する手段として、Microsoft社の"OneNote"を活用
しました。情報を配布したり共有したりする場合とても便利でした。
下記に"OneNote"の活用についてのリンクを載せておきます。
OneNote シーン別活用術 - 無料テンプレート公開中 - Microsoft Office - 楽しもう Office ライフ
尚、"Evernote"やGoogle "document"等他のサービスを活用されても良いと思います。
B 準備する物・事(行方不明と判明し1時間以内)
人手がある場合は外の捜索と同時に、早々に準備しても良いかと思います。
3. 配布用ビラ
(上記B)の情報を纏めたもの。パソコンで作成しプリンターでさし当り4-50枚程度プリント出来れば良いかと思います。
(配布用ビラ 参考例 クリックで拡大します)
パソコンが無い場合は、手書きに写真貼付でも良いと思いますが、大勢が閲覧しますので見やすさを考えるとパソコンで作成される方が良いかと思います。
印刷は、最寄りのコンビニやプリンターがある所で印刷して下さい。
余談ですが、自治会経由で地域コミュニティセンター(公民館)では、特別に輪転機(小型の印刷機)で印刷させてもらえるかもしれません。但し経費の利用となりますので、センター長(館長)さんとご相談下さいね。
4. 地図
地図上に捜索範囲や実際捜索したルート、監視カメラのポイント、目撃情報の
入力等を記述(消込作業)する際に非常に有効です。
・隣合う市町村も含めた縮尺1/25,000程度の地図。
コンビニや書店に行けば必ず販売されています。
・国土地理院地図(インターネット閲覧)http://maps.gsi.go.jp/help/
近くにコンビニや書店が無い場合、インターネットからプリントアウトすること
ができます。
・白地図
自治体(役所)に行けば、1/2,500、1/10,000スケールの地図を販売されています。
大きさは新聞紙を広げたより一回り大きいA0サイズとなります。
大体400円~500円が相場となっているようです。
5. その他備品類
・パソコン
・プリンター(トナーと用紙)
・インターネット
意外かもしれませんが、高齢になるとネット環境がなかったり細かったりします。私の実家もそうで、捜索方法等のヒントを得るためや共有の活用でのインターネットへの接続に携帯キャリアの回線を利用しました。無論、接続料金がかなり跳ね上がりました。
・携帯電話、スマートフォン(カメラ)
・懐中電灯
・軍手
6. スマートフォン地図アプリ
こちらについては、後日別の機会に詳しく纏めたいと思います。
これらのアプリは何処を確認したかルートのトレースする際に強力に威力を発揮します。
・Google社 "googleMyMap"
・YAMAP(登山用アプリ)
・カシミール3D カシミール3D / 風景CGと地図とGPSのページ
同じく登山を中心とするPC用アプリ。国土地理院地図上にGPSデータを集約し活用できます。
以上となりますが記載し忘れたものは随時追記していきます。
冒頭にも触れておきましたが、本項に合わせて下記記事もご参考ください。