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認知症を患い行方が分からなくなった父の捜索と。。

認知症患者への声かけ

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先日、大変痛ましい事故がございました。ご年配の女性が線路に侵入してしまい列車に跳ねられ尊い命が失われました。この出来事は夜22時過ぎとは言え比較的に人口の多い大阪での出来事でした。

この方は認知症を患い何度か徘徊をされていたとのことで、履いていた靴には連絡先がわかるよう当該自治体さんか善意の団体さんかが用意した「QRコード」付きだったとのことです。

声かけの重要性

このような悲しいことを防ぐために何ができるでしょうか?

先ずは声かけです。認知症を患った方は実は傍目にも判るものです。本人は自身が認知症であるという事は理解していると言われ、その為か認知であることを取り繕う行動をしてしまいますが、少し様子を眺めるだけで判るものなのです。

もし、街中でそう言った方を見かけたら、それとなく声を掛けることが重要と考えています。その人が実は行方不明者で探している方がいるかもしれませんし、実は道に迷っているかもしれません。

直接、何処の誰などと聞くのではなく、天候等の話題で最初は声を掛けられると良いと思います。

もし、その時に時間に余裕があるが、声かけの勇気が出ない場合は様子を見た上で警察にご相談されても良いと思います。さらに少し離れた所で警察の方が来られるまで居ても良いと思います。

もし、逆にお時間がない場合は、少し気になる方が居るという事で警察にお電話しても良いと思います。実は何処でもそうですが警察の方はご年配の方をとても案じていらっしゃいます。そして親切です。

 声かけから始まり結果的に何事も無ければ何の問題もございません。逆に「あの時!」と思う気持ちにならなければ。

守る方法とお金の掛け方

何も対策を講じていないよりはましですが、冒頭にございました「靴にQRコード」。

実はあまり役に立たないのではないでしょうか。ここに予算を充てて行くより、本ブログで少し触れていますが、(下記3記事)

高齢者用のGPS機能付トレースデバイスはこれだ「PING」 - FindingMyDad

MAMORIO社 MAMORIOとALSOK社 みまもりタグ - FindingMyDad

GPS機能付小物について - FindingMyDad

こういったデバイスやサービス(仕組)に着目し予算を充てる方がより良いのではないかと言う点です。ただ、私の所もそうですが善意での集まり(団体)だったりするので使える予算は限られるのも実情です。一概に言えませんが悔やまれます。

私の父は今も行方不明になったままで、こういった仕組みを知って実行していれば。。。と大変後悔しています。